マンション売却の際、家の中を買い手候補に見せる「内覧会」をおこないます。

内覧会は買い手がマンションの購入を判断する大事な場であり、買主にマンションを購入したいと思ってもらうためには、売主が内覧会のノウハウを身につける必要があります。

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この記事では、「マンション売却の内覧のコツ」や「知らないと後悔する内覧会当日の注意点」について紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

内覧会を成功させるコツは掃除と事前準備

マンション売却の内覧

内覧会を成功させるコツは、以下の2つです。

  • すっきりした状態にしてマンションの価値を高く見せること
  • 内覧者が聞きたい質問にしっかりと答えること

自分が買う立場になったと考えて、売却物件の中でイヤだと思う点や気になる点をなるべくなくすよう努力しましょう。

また内覧者からの質問に対する回答を事前に考えておき、スムーズに答えられるようにしておくことも大切です。

例えば売却理由を聞かれ、回答に困って考え込んでしまうと、内覧者に「すぐに答えられない理由があるのかな」と勘ぐられてしまいます。

では、マンションの価値を高く見せるコツと、事前準備について紹介していきます。

印象を良くするために掃除しておく

今まで住んでいた人の生活感を強く残す汚れがあったり、部屋が散らかっていたりすると誰でも嫌なものです。

内覧会までに掃除をしておき、キレイな状態で見学者を迎えられるようにしましょう。

内覧前の掃除のポイント
  • 水回りの汚れはマイナス要素になりやすいため念入りに
  • 最初に入る玄関は第一印象を決める需要な箇所
  • 押入れも見せられるように整理整頓しておく
  • バルコニーに出て眺望を確認される可能性がある

またどうせ引っ越しをするのですから、リサイクルバザーや古本屋、インターネットオークションなどをうまく利用して、なるべく不要なものを減らしておくことをおすすめします。

内覧前の掃除について詳しく知りたい場合は、下記の記事も合わせてご覧ください。

マンション売却の内覧は掃除が重要!物件価値を下げないためのコツ

この記事では、マンション売却の内覧前にするべき掃除のコツについて紹介しています。汚い中古マンションは物件価値を下げてしまいますので、きれいな状態で内覧者を迎えましょう。

新しいスリッパを用意しておく

内覧者に気持ち良く家に入ってもらうために、内覧者用のスリッパを用意しておきましょう。

内覧に付き添う不動産業者の分と、内覧者が家族で来ることを想定して、6つくらい準備しておけば良いと思います。

薄汚れたスリッパはあまり印象がよくありませんし、それだけで引いてしまう内覧者もいます。

高価な物ではなくてごくごく普通のスリッパで問題ありませんので、新調することをおすすめします。

マンションのアピールポイントを言えるようにしておく

候補はいくつかあってどれも決め手に欠ける、と悩んでいる買主も少なくありません。

立地や広さ、築年数なども大切ですが、最後はそのマンションの個性が買主の背中を押す決め手となります

「近くに良いジョギングスポットがある」「近くに美味しいごはん屋さんがある」「ベランダから◯◯が見える」など、書類だけではわからないマンションの良さをいくつか言えるようにしておきましょう。

ただし喋りすぎると、かえって売り込んでいると感じさせてしまい、マイナスイメージにつながりますので、あくまで情報として伝えることを心がけてください。

買主からの質問に答えられるようにしておく

内覧時には、買主から質問をされる可能性があります。

わからないことを無理に答える必要はありませんが、「なぜ売ろうと思ったのか」などの質問には答えられないと問題です。

もしも「騒音問題」など、ネガティブな売却理由だとしたら、フォローする言葉を考えておくと良いでしょう。

言うことに躊躇したり、隠そうとしてあいまいな売却理由を告げたりすると、買主を不安にさせてしまいます。

またネガティブな情報を隠すことは、「そんなの聞いていない」と後々トラブルになる可能性があり、賢明ではありません。

内覧者に日程を合わせられるように調整する

マンションを売却するためには、時間の犠牲が付き物です。

購入希望者にいつ「内覧したい」と言われても対応できるように、個人的な予定を入れて留守をすることは避けましょう。

不動産会社の努力で1ヶ月に5組の見込み客の内覧があったとしても、肝心の売主がそれに応じなければ、売れる確率は極めて低くなります。

また不動産屋から「売る気がない」「売れない売主」と見られて、売却活動を積極的におこなってもらえなくなる可能性もあります。

売却期間中は内覧会を最優先にして早く売ることが、時間の拘束から解放される最善の方法なのです。

内覧会当日の注意点を知らないと失敗する

内覧会当日の注意点を知らないと失敗する

ここからは、内覧会当日に売主がやりがちな失敗例について紹介していきます。

物件の良し悪しだけでなく、売主の対応や工夫によって内覧会がうまくいくかどうか決まります。

内覧会での間違った対応によって大きなトラブルとなったり、内覧者はいるのになかなか売却が決まらないという状況になったりしないために、しっかりと確認してください。

傷や汚れを隠してしまう

壁やフローリングに付いた傷・汚れを家具などで隠す人がいますが、その判断は賢明ではありません。

物件のマイナス要素を隠して売却を有利に進めたい気持ちも分かりますが、後にトラブルの種を残すだけです。

あまりにも状態が悪い場合は補修したほうが良いかもしれませんが、売主が費用負担しなければならないため、多少の傷や汚れであればそのまま買主に見てもらったほうが良いでしょう。

壁やフローリングの傷や汚れの補修について詳しく知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。

マンション売却で補修はどこまでする?壁紙やフローリングの傷について

この記事では、マンションを売却するときに壁紙(クロス)やフローリングの傷は補修したほうが良いのか?という疑問に答えています。お金をかけて補修すると売主が損してしまうこともありますので確認しておきましょう。

最初からお茶を出して内覧者をもてなす

内覧会で最初にお茶を出してしまうと、買主は物件を見て回ることができません。

おもてなしをすることに力を入れる必要はなく、お茶は内覧が長引いているときなど、状況を見て出せば良いでしょう。

内覧会で売主がするべき配慮はお茶を出すことではなく、買主が自由に見たい場所を見て回ることができる環境づくりです。

家族全員で内覧者を出迎える

居住中のマンションを売却する場合、内覧時に家族が家にいる可能性があります。

せっかく家にいるのだからと家族全員で内覧者を迎える売主もいますが、内覧者が気後れしてしまいますので、当日は奥さんだけで対応してください。

女の人のほうが内覧者は質問しやすいので、奥さんが残るのが最善なのです。

また旦那さんや子供が家の中にいると部屋が狭く見えてしまいますし、内覧者が萎縮して満足に見て回ることができなくなりますので、内覧中は奥さん以外は外に出かけるのがベターです。

内覧者と安易に約束をしてしまう

内覧会で「この家電は置いていってくれますか?」など、買主に聞かれるかもしれません。

できるだけ良い対応をしなければと思い、「置いていく」と返答したくなる気持ちもわかりますが、買主と安易に約束をするべきではありません。

あんな約束しなければ良かった、と後悔する可能性があるからです。

言ってしまった事を後から訂正することは難しいので、「家族と相談のうえ決めます」と言い、その場で約束をすることは避けましょう。

エントランスやエレベーターなどにゴミが落ちている

内覧者が来る前にマンションの顔であるエントランスや、内覧者が使用するエレベーターにゴミが落ちていないかチェックしておきましょう。

なぜなら購入希望者は、部屋の中だけではなくマンション全体を見に来るからです。

エントランスやエレベーター、またその他の共有部分が汚れていたら、管理の質や住民の意識が低いマンションなのではと思われてしまいかねません。

もしもゴミが落ちていたら拾っておき、マンションの評価を下げないようにすることが大切です。

掲示板や駐輪場、ゴミ置場など共有部分の状態が悪い

掲示板や駐輪場、ゴミ置場などの共有部分に、マンションに住んでいる人たちのマナーや管理組合の活動状況、管理会社の対応力が表れます。

掲示板が乱雑であったり、期日を過ぎた古いお知らせがそのまま貼ってある、あるいは何も貼られていない掲示板は管理が行き届いていないと思われてしまうでしょう。

また駐輪場やゴミ置場の使われ方は、住民のマナーを映す鏡です。

共有部分がキレイに使われているマンションのほうが良いのは当然ですので、内覧会の前にキレイにしておくと良いかもしれません。

窓やカーテン、扉が閉まったままで部屋が暗い

部屋の窓やカーテン、扉は全て開けておきましょう。

開放感を演出できるため、部屋を広く、明るく見せることができます。

もしもカーテンがボロボロになっていたら、レースのカーテンだけ洗濯機で洗い、厚手のカーテンは内覧中だけ外してしまいましょう。

そのほうが部屋が明るくなるという効果も期待できますので、わざわざ新調する必要はありません。

また、より部屋を明るく見せるために照明を全てつけておくことも、印象を良くするのに効果的です。

内覧者が来ない場合どうしたらいい?

内覧者が来ない場合どうしたらいい?

内覧者が来なかったり、極端に少ない場合、本当にマンションが売れるのかどうか心配になりますよね。

以下のことに心当たりがないかどうか、チェックしてみてください。

内覧者が来ない場合に考えられる原因
  • 売り出し価格が相場よりも高い
  • マイソク(販売図面)が魅力的でない
  • 囲い込みをされている
  • 不動産業者の活動が不十分

売り出し価格が相場よりも高ければ適正価格に設定し直すべきですし、マイソクがマンションの魅力を十分に伝える内容になっていないのなら訂正するべきです。

また不動産業者が物件の囲い込みをしている場合や売却活動が不十分である場合には、マンション売却を依頼する不動産業者の変更が必要になってきますので、しっかりと確かめることをおすすめします。

内覧者が来ないときの対策法について詳しく知りたい場合は、下記の記事も合わせてご覧ください。

マンション売却での内覧は何回あるのが平均?件数を増やすためのコツ

マンション売却での内覧数は何回あるのが平均?この記事では内覧の件数が少ないときの対処法についても紹介しています。内覧へとつなげるコツを知ることが、マンション売却の成功へと導きます。

不動産業者を変更する場合は不動産一括査定サイトを利用する

囲い込みをされていたり、販売活動が不十分だと感じられたりする場合は、不動産業者を変更することをおすすめします。

マンション売却を成功させるためには、質の高い不動産業者に売却依頼することが大切であり、そのまま売却活動を続けても良い結果は期待できないからです。

不動産業者を変えるにもかかわらず、また同じような質の悪い不動産業者に売却依頼してしまっては意味がありませんので、質の良い業者とのみ出会えるイエウールのような不動産一括査定サイトを利用して不動産業者を選ぶと良いでしょう。

不動産一括査定サイトとは、ネット上で物件情報を入力するだけで複数者にまとめて査定依頼できるサービスで、現在、利便性の高さから人気が急増しています。

一括査定と聞くとしつこい営業電話がかかってくるイメージを持たれている人も多いと思いますが、クレームに厳しい不動産一括査定サイトのイエウールなら、しつこく勧誘されることはありませんので安心してください。

オープンルームを実施する

内覧者が来ないと悩んでいる場合、オープンルームの実施を検討してみると良いかもしれません。

オープンルームとは、あらかじめ見学日を設定しておき、その日は誰でも自由に家の中を見学して良い、とする方法で、モデルルームの中古住宅版と考えると分かりやすいと思います。

オープンルームが成功すれば、一気に10組以上の内覧者を集めることも可能ですし、数件の購入申し込みが入る可能性もあります。

ただしオープンルームの実施にはいくつか注意点がありますので、下記の記事も合わせてご覧ください。

オープンルーム(オープンハウス)のコツとマンション売却におけるメリット

この記事では、中古マンションの売却でオープンルーム(オープンハウス)をおこなう効果とメリット、注意点について紹介しています。集客方法や成功させるコツについて知っておかないと、せっかくオープンルームをやっても人が来ないということになりかねません。

管理人から一言「マンション売却の成功は内覧会にかかっている」

マンション売却の成功は、内覧会にかかっていると言っても過言ではありません。

買う気でいた内覧者を内覧によって逃すこともありますし、その逆に、そこまで購入意思のなかった内覧者が内覧によって買う気になる可能性があるのです。

今回、紹介した内覧のコツと注意点に気をつけて、内覧会を成功させてください。

イエウールで一括査定したら310万も高くなった

管理人がイエウールで自宅マンションを一括査定したところ、街の不動産会社より310万円も高い査定価格をだしてもらえました。

イエウールはクレームに厳しい会社なので、不動産業者からしつこい営業電話がかかってくることはありません。

物件情報を入力するだけの簡単手続きで、すぐに売却相場が分かる手軽さも好評です。