マンションを売却する際に壁紙やフローリングに傷があった場合、「買主に見せる前に補修したほうが良い」と思われるかもしれません。

しかしマンション売却において、本当に売主が補修するべきなのでしょうか。

結論から言いますと、売却前に売主が壁紙やフローリングの傷を補修する必要はありません

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今回は、「壁紙やフローリングの傷を補修する必要がない理由」から「補修したほうが良い場合」について紹介していきますので、参考にしてください。

マンションの壁紙やフローリングの傷を補修する必要がない4つの理由

マンション売却で補修はどこまでする

壁紙やフローリングの傷は補修したほうが買主からの印象が良くなって、マンションの売却が有利になるのでは?と思われるかもしれません。

たしかに買主からの印象が良くなり、早く売却できるという効果は見込めます。

しかし補修にかけた費用は売却価格に上乗せするのが難しく、売主が負担しなければならないという大きなデメリットがあるのです。

ではマンション売却時に壁紙やフローリングの傷を補修する必要がない理由について、詳しく解説していきます。

補修にかかった費用はマンション売却時に売主が負担しなければならない

補修にかけた費用は売却価格に上乗せするのが難しく、売主が負担する形になることがほとんどです。

マンション売却はできるだけ高く売ることが目標であるにもかかわらず、その費用の回収ができずに採算ラインを下回る可能性があるのであれば、実施する必要はないといえます。

壁紙やフローリングの貼り替えにかかる費用

実際にマンションの壁紙とフローリングの貼り替えをする場合、どのくらい費用がかかるのでしょうか。

壁紙とフローリングの貼り替え費用の相場と計算方法は、以下のとおりです。

壁紙の貼り替え費用の相場

量産クロス 1,000円/平米
1000番台クロス 1,500円/平米

「壁の面積×1平米あたりのクロスの金額」で壁紙の費用を求めてください。

マンションの平均的な間取りである3LDKで、広さが70平米の場合、だいたい40〜60万円かかることになります。

ただし部屋の壁面積は物件ごとに違うので、壁面積の測り方についても紹介しておきます。

壁面積を測って壁紙の貼り替えにかかる金額を求める方法

壁紙の貼り替えでかかる金額を正確に求めるためには、メジャーを使って部屋の壁面積を測る必要があります。

部屋の壁面積の求め方
  • 部屋の高さを測る
  • 壁ごとの長さを測る
  • 壁ごとの面積を求める「高さ×長さ」
  • 求めた面積から窓やドアの面積を差し引く

求めた壁面積に1平米あたりの壁紙の金額をかければ、マンションの壁紙をいくらで貼り替えることができるのか分かります。

フローリングの張り替え費用の相場

マンションのフローリングの張り替え費用は、床材によって金額に差があるのですが、1平米あたり3,000円〜10,000円ほどが相場になります。

マンションの平均的な広さである70平米で計算すると、フローリングの張り替えには20〜70万円かかるということです。

壁紙とフローリングの貼り替え費用を合わせると、60〜130万円程かかってしまいます。

それだけの費用をかけるのであれば、掃除やハウスクリーニングで部屋をきれいに見せる努力をしたほうが賢明だと思います。

物件価値を下げないための掃除のコツについては、「マンション売却の内覧は掃除が重要!物件価値を下げないためのコツ」の記事も合わせてご覧ください。

利益が出ない割に時間と労力がかかる

壁紙やフローリングの貼り替えには費用がかかるのはもちろん、時間と労力も必要になります。

壁紙やフローリングの貼り替えを業者に依頼するときにやること
  • インターネットなどを使って依頼する業者探し
  • 部屋の広さを測定しに来るため対応する
  • 壁紙とフローリングのデザインを決める
  • 作業の日までに大きな家具などを動かしておく
  • 作業には1日〜3日かかるため、その間家にいないといけない

マンションを売却するために売主がやるべきことは、他にもたくさんあります。

費用対効果の低い壁紙とフローリングの補修に、時間と労力をかけるのは得策とはいえないでしょう。

値引きのほうが喜ばれる

買主は、できるだけきれいな状態のマンションを購入したいと思っています。

しかし補修費用を価格に上乗せされるのであれば、「値引きのほうが嬉しい」というのが買主の本音であり、売主にとってもそのほうが労力と時間を使わずに済みます。

また「どうせ壁紙やフローリングを貼り替えるのであれば、入居後に自分たちの好みでデザインを決めたかった」と、補修したことが裏目に出てしまう可能性もあるのです。

マンション売却では壁紙やフローリングに傷があっても貼り替えるのではなく、それを承知で購入してくれる買主を見つけたほうが良いでしょう。

給排水設備の交換で床の張り替えが無駄になる

フローリングの張り替えをした後に給排水設備の交換が必要になった場合、張り替えたことが無駄になってしまいます。

なぜなら給排水設備を新しくするためには、廊下の床を剥がして配管を交換する必要があるからです。

硬くて板状のフローリングは一度貼ったら剥がすのは大変ですし、無傷で剥がすことは不可能で、再利用することができません。

入居前に水回りの設備を新しくしたいと考えている買主は多いため、売主がせっかくお金をかけて張り替えても無駄になってしまう可能性があるのです。

でしたら、リフォームにかけるお金をマンションの売却価格から値引きするほうが賢明だといえます。

マンション売却時にクロスや床を補修したほうが良いケース

壁紙やフローリングを補修したほうが良いケース

マンション売却でクロスや床に傷があっても補修しなくても良いとはいえ、買主が引いてしまう可能性のあるひどい損傷が見られるときは、補修したほうが良い場合もあります。

例えばとても深い傷や腐食箇所などがある場合、さすがに買主に与える印象が良くありません。

「大切に使っていなかったのかな」「他にもこういう箇所があるのでは?」と思われてしまい、購入してもらえなくなってしまうのです。

あまりにもひどい損傷が見られるときは、貼り替えが必要かどうか不動産業者に相談してみてください。

信頼できる不動産業者であれば、適切なアドバイスをくれるでしょう。

小さな傷であれば自分で補修できる

もしも小さな傷が気になるようであれば、自分で補修することをおすすめします。

ホームセンターなどに行けば、傷を補修する専用の道具が手頃な金額で手に入ります。

最近では塗るだけで傷が目立たなくなるものも売っていますので、利用してみると良いでしょう。

管理人からの一言「壁紙やフローリングは現状のままで良い」

マンション売却時の壁紙やフローリングの貼り替えは、極端な劣化が見られる場合を除き、やる必要はありません。

買主は中古マンションに多少の傷があることは承知のうえで購入を検討しているので、それほど気にすることではないのです。

ただし印象を良くしようという方向性は間違っていませんので、マンション売却の成功は近いと思います。

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