「マンションを早く売りたい」「近所に知られずに売却したい」という人のためにあるサービスが、買取です。

自動車屋さんやリサイクルショップなどのCMで「高価買取」というフレーズが使われることが多く、耳にする機会の多い言葉ではないでしょうか。

しかしマンションを売る場合は、買取よりも仲介が主流になります。

とはいえ、「仲介と買取は何が違うの?」「買取してもらうメリットとデメリットが知りたい」という人も多いと思います。

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この記事では、「買取と仲介の違い」から「買取のメリット・デメリット」「買取のほうが良いケース」について紹介していきますので参考にしてください。

買取とは?仲介との違い

買取とは、不動産業者に直接、買主となってもらってマンションを売却することです。

自動車の買取などと同じイメージを持っていただくと、わかりやすいと思います。

買取の仕組み

一方で仲介は、不動産業者はあくまでも買主とのパイプ役で、直接マンションを売却する相手ではありません。

仲介の仕組み

マンションの買取と売却の違いをまとめると、以下のようになります。

買主 売値 売却期間(目安)
買取 不動産業者 相場の7割程度 2週間〜1ヶ月
売却 一般人 相場よりも高く売れる場合がある 3ヶ月

マンションの買取は損!7割査定が当たり前

買取の画像

マンションの買取査定は、仲介時の7割程度が相場となっています。

たとえば相場価格が3,500万円のマンションを売却する場合の買取金額は、2,450万円ということです。

なんと、1,050万円も損をすることになります。

なぜ3割も安くなってしまうのかというと、買取の場合、不動産業者が物件をリフォームして転売します。

仕入れ値が安ければ安いほど不動産業者は得をするのですから、安く買い取りたいと思うのは当然です。

大切な資産が、不動産業者の利益のために安く買い取られてしまうのは不本意ではないでしょうか。

とはいえ、買取にもメリットはあります。

マンションを業者に買取ってもらうメリットについて紹介していきますので、参考にしてください。

マンションを業者買取してもらうメリット

買取ってもらうメリット

マンションを不動産会社に買取ってもらうメリットは、以下の通りです。

  • すぐに現金化できる
  • 瑕疵担保責任を負わなくてよい
  • 不動産会社に支払う仲介手数料がいらない
  • リフォーム費用を用意する必要がない

すぐに現金化できる

マンションを不動産会社に買取ってもらう最大のメリットは、すぐに現金化できるという点です。

不動産会社に買取を依頼してから2週間〜1ヶ月で手続きが終わるので、離婚時や相続物件を売るときなど、すぐに現金が欲しい場合に非常に助かります。

すぐに現金化できるので、いつ売れるか分からない売却とは違い、スケジュールが立てやすいというメリットもあります。

瑕疵担保責任を負わなくてよい

マンションを不動産会社に買取ってもらう場合、売主は瑕疵担保責任を負わなくて良いというメリットがあります。

瑕疵担保責任とは、物件に隠れた欠陥があった場合に売主が負う責任のことで、不動産売却では瑕疵担保責任をめぐるトラブルが絶えず発生しています。

瑕疵担保責任をめぐるトラブルに巻き込まれてしまうと、解決までの道のりは長く、精神的に相当な苦痛を強いられます。

瑕疵担保責任は個人買主を保護する目的で作られた制度なので、不動産業者が取引相手である買取では瑕疵担保責任を負わなくて済むのです。

不動産会社に支払う仲介手数料がいらない

マンション買取では、不動産会社に支払う仲介手数料がかかりません。

不動産会社が直接マンションを購入するため、仲介業務にかかる広告費や人件費が不要だからです。

不動産売却でかかる仲介手数料は「売買価格×3%+6万円+税」なので、3,000万円のマンションを売却するときにかかる仲介手数料は1,036,800円になります。

買取なら、約100万円かかる仲介手数料を浮かせられるということです。

リフォーム費用を用意する必要がない

買取の場合、不動産会社がリフォームをおこなうので、売主がリフォーム費用を用意する必要はありません。

売却の場合ですと、買主に気に入ってもらうために売主自身で費用を負担してリフォームをするケースが多いので、仲介手数料と合わせてリフォーム費用を用意しておかなければなりません。

資金準備が難しい売主は、売値が安くなってしまったとしても買取でマンションを売ったほうが良いケースもあります。

買取再販業者に売却するデメリット

買取ってもらうデメリット

マンション買取のメリットを見て手間と時間、また費用がかからない買取はお得なのでは?と思われるかもしれません。

しかし買取には、価格が安くなってしまうというデメリットがあるので注意が必要です。

  • 買取は売値が安くなる
  • 買い取ってくれる不動産業者を探す手間がかかる

買取は売値が安くなる

買取には、売値が安くなってしまうというデメリットがあります。

買取の場合は仲介手数料やリフォーム費用がかからないので、お得に感じるかもしれませんが、そもそもの売却価格が安いということを忘れてはいけません。

売却ですと確かに仲介手数料やリフォーム費用がかかるというデメリットはありますが、最終的に手元に残るお金は買取よりも売却のほうが多くなります。

そのため買取は最終手段として考え、売却に出しても売れなかったときの救済措置として捉えておくのが良いでしょう。

買い取ってくれる不動産業者を探す手間がかかる

買取業務はすべての不動産業者がおこなっているわけではないので、買取をおこなっている不動産会社を探す手間がかかります。

また買取をおこなっている不動産業者に依頼したとしても、転売しづらい古い不動産や事故物件などは断られる可能性がありますので注意してください。

もしも買い取ってもらえたとしても、売れ残ってしまうリスクが高い物件は相場価格の半額以下の値段でしか買い取ってもらえないケースがほとんどです。

買取してくれる業者は一括査定で見つかる
いくらで買い取ってもらえるか参考として知っておきたいという人は、不動産一括査定サイトを利用して買取価格を調べるのが効率的です。

不動産一括査定サイトは、インターネット上で物件情報を入力するだけで物件価格がわかる便利ツールで、売却したい人はもちろん買取を視野に入れているという人にとっても役立ちます。

不動産会社とのやり取りはメールでも可能なので、買取をおこなっているか気軽に聞くことができ、売却した場合とどのくらい差があるのかも把握できます。

どの不動産一括査定サイトで査定依頼すれば良いかについては、大手一括査定サイトを比較している下記の記事を参考にしてください。

不動産一括査定サイト8社を徹底比較!注意点とデメリットまで解説

不動産一括査定サイト8社を徹底比較しました。この記事では、初心者も安心して利用できる査定サイトの紹介から一括査定のメリット・デメリット、利用する際の注意点まで解説しています。売却不動産に適した一括査定サイトを見つけることで、高く売ることができます。

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買取ってもらったほうが良いケース

買取のほうが良いケース

マンションを急いで現金化する必要がある人は、売却よりも買取のほうが向いているといえます。

ただし住宅ローン残債があるなどの事情から下回ってはいけない最低額のラインがある場合には、期間よりも価格を優先するべきケースもあるので注意が必要です。

時間的余裕がないとき

売却よりも買取のほうが向いている人は、時間的余裕のない人です。

離婚や相続、債務返済などの事情から、とにかく早くマンションを現金化する必要のある人は、売却よりも買取のほうが向いているでしょう。

売却の場合は買い手がつくのを待たなければならないので、どうしても買取よりも時間がかかってしまい、必要なときまでに現金化できない可能性があるからです。

瑕疵がある古い物件

物件に重大な瑕疵があり、普通に売却するのが難しい場合には、買取を利用したほうが良いかもしれません。

ただし不動産会社は事故物件が売れづらいのをよく知っているので、相場価格からかけ離れた値段を言ってくる可能性があります。

市場価格の半額以下になることも多く、買取額に期待はできません。

一方で売却は売主が値段を下げない限り、安く買われてしまうことはないという特徴があります。

売れ残ってしまったとしても、高く売れるかもしれない希望は残るということです。

時間に余裕があるのであれば売却に出したあと、どうしても売れなかった場合に買取を利用するのがベターでしょう。

手間をかけずに確実に売却したい場合

仕事などで忙しく、マンション売却に手が回らないという人は買取が向いています。

売却の場合、購入希望者が現れたときに内覧会の対応をしたり、リフォームをして綺麗にしたりする労力がかかります。

買取は内覧会やリフォームが不要なので、手間なくマンションを手放すことができます。

人に知られずに売りたい場合

マンションを売却する場合、不動産会社やリフォーム業者が家を出入りしたり、広告や看板が出されたりするので、どうしても近所の人に売却することを知られてしまいます。

買取なら一度、不動産会社が物件を見に来るだけで広告や看板は出されないので、周りの人に知られずにマンションを売ることができます。

人に知られずに売りたい場合は、買取がベターでしょう。

買取専門業者にマンションを高く買取ってもらうコツ

マンションを高く買取ってもらうコツ

マンションを不動産会社に高く買取ってもらうコツは、以下の4つです。

  • きれいに使う、掃除をする
  • 買取査定は暗い印象になりがちな雨の日や夜は避ける
  • 築年数が経過して値段が下がる前に売る
  • 高く買取ってくれる不動産会社を探す

物件を魅力的に見せることで不動産会社からの印象が良くなり、価格にも影響を与えます。

掃除をして清潔感を演出することで、不動産会社からの評価を上げられるかもしれません。

買取査定をする人も人間ですので、第一印象に査定結果が左右される可能性があるのです。

また買取価格は不動産会社によって大きな差があるため、複数社に買取査定を依頼し、一番高く買取ってくれる不動産会社を探しましょう。

マンションを早く売りたい人は買取保証のある不動産会社がベター

早く売りたい人は買取保証の利用がベター

買取保証とは、一定期間内にマンションが売却できなかったときに、不動産会社が物件を買い取ることを約束するサービスです。

売却活動を始める前に、売れなかった場合の買取保証額を提示してもらえるので、スケジュールが立てやすいという利点があります。

買取保証を利用すれば、決まった期日までに売却できるという買取のメリットと、売却のメリットである高値売却の可能性を残すことができます。

買取保証サービスの流れ

買取保証について詳しく知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。

不動産売却で買取保証を利用するメリット・デメリットや相場まで解説!

不動産売却で買取保証を利用するメリット・デメリットや相場について解説しています。買取保証制度を利用して不動産を売る場合の流れや、サービスを実施している不動産会社の紹介もしています。住み替えや相続、転勤などで売却期限がある人は、ぜひ参考にしてください。

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管理人からの一言「買取はとにかく早く売りたい人だけが利用するべき」

マンションの買取は相場価格よりも売値が安くなるので、損をしてしまいます。

なによりも早く売却することを重要視するのであれば買取がベターですが、そうでなければ時間や手間がかかってしまったとしても不動産会社に仲介してもらって、高く購入してくれる買主を探したほうが賢明です。

最終的には自分の置かれている状況から、買取と売却どちらが適切か判断してください。

イエウールで一括査定したら310万も高くなった

管理人がイエウールで自宅マンションを一括査定したところ、街の不動産会社より310万円も高い査定価格をだしてもらえました。

イエウールはクレームに厳しい会社なので、不動産業者からしつこい営業電話がかかってくることはありません。

物件情報を入力するだけの簡単手続きで、すぐに売却相場が分かる手軽さも好評です。