マンション

不動産売却を検討しているのであれば、買取保証サービスについては知っておいた方が良いでしょう。

買取保証は仲介と買取のいいとこ取りをした画期的なサービスで、「売却期限はあるけど、できるだけ高く売りたい」という人にぴったりです。

もしかすると不動産会社から勧められた人もいるかもしれませんね。

この記事では、そもそも買取保証とはどんなサービスなのか、利用前に知っておきたいメリットとデメリットについて紹介していきます。

キャラ

売却価格は仲介よりも安くなる傾向にありますので、高く売りたい人はしっかりと利用を検討してくださいね。

そもそも買取保証とはどんなサービス?

買取保証とは、一定期間内に物件が売れなかった場合に、不動産会社が直接買い取ることを事前に定めたうえで売却活動をおこなってもらえるサービスです。

買取保証

売却活動の流れとしては、仲介で売却活動をおこなったのち、売却できなければ買取してもらいます。

仲介と買取の違いは、以下のとおり。

仲介と買取の違い

買主 売却期間の平均 売却価格
仲介 個人 3ヶ月 相場より高く売れる可能性がある
買取 不動産会社 最短7日 相場の7〜8割程度

不動産会社がパイプ役となって買い手を探してきてくれる仲介と、不動産会社が直接買い手となる買取を組み合わせたのが買取保証制度です。

仲介と買取のいいとこ取りしたサービス

一般的におこなわれている売却方法は仲介ですが、いつ売れるかわからないというデメリットがあります。

そのデメリットを買取と組み合わせることでカバーしたのが、買取保証サービス。

相場より高く売れる可能性がある仲介のメリットと、すぐに現金化できる買取のメリットを両方取り入れた、いいとこ取りのサービスということです。

では、どんな時に買取保証サービスを利用すると良いのでしょうか。

買取保証サービスを利用したほうが良い3つのケース

マンション

買取保証を利用したほうが良いケースは、以下のとおりです。

  • 住み替えや相続、転勤などで売却期限がある場合
  • 築年数の古いマンションなど売れづらい物件を売却する場合
  • 売れるかどうか心配したくない場合

それぞれ詳しく解説していきます。

住み替えや相続、転勤などで売却期限がある場合

住み替えや相続、転勤などによって売却期限がある人は、買取保証付きの仲介で不動産を売ると良いでしょう。

売却期限があるケース
住み替え 新居の購入資金の支払い期限までに売りたい場合
相続 相続税の納税資金を売却代金から確保したい場合
転勤 赴任する前に売却したい場合

また売却期限がある人だけでなく、不動産を売って肩の荷を下ろしたいという人にもおすすめです。

築年数の古いマンションなど売れづらい物件を売却する場合

不動産の築年数が古い場合、買取保証を利用して売却することをおすすめします。

築年数が経過した物件はどうしても買い手から敬遠され、売れ残ってしまう傾向にあるからです。

時間に余裕があれば売り出し続けてもいいのですが、内覧が入るかもしれないと身構える生活が続きます。

内覧とは、買い手が物件の見学にくること。

精神衛生上、早く現金化してすっきりさせた方が良いのではないでしょうか。

固定資産税や光熱費、火災保険料などの観点からも、多少安くなってでも売却してしまった方が結果的に支出が少なくなるケースも少なくありません。

売れるかどうか心配したくない場合

売れるかどうか心配したくないという人にも、買取保証サービスの利用は向いています。

一定期間後に確実に売ることができるので、精神的な負担を減らせます。

売れるか分からないからといって最初から買取を利用すると勿体ないですが、買取保証を利用すると、まずは仲介で売り出してもらえるので高値売却のチャンスを失うこともありません。

では改めて、買取保証を利用するメリットについて解説していきます。

不動産売却で買取保証を利用するメリット

マンション

上述と重複する部分もありますが、改めて買取保証のメリットをまとめましたので参考にしてください。

  • 売却スケジュールが立てやすい
  • 高値売却の可能性が残せる
  • 売却金額が明確だから資金計画が立てやすい

売却スケジュールが立てやすい

不動産売却で買取保証を利用する一つ目のメリットは、売却スケジュールが立てやすくなることです。

仲介の場合、買い手が見つかるまでにかかる期間が明確でないため、スケジュールを立てるのは困難です。

たとえば住み替えの場合、売却代金を新居の購入資金に充てようと思っている人も多いと思います。

しかしせっかく気に入った物件が見つかって売買契約を結んだとしても、購入代金を期日までに支払わないと契約は白紙になってしまいます。

買取保証を付ければ住み替えや相続、転勤などで期限がある場合でも、売却代金が入らず困ってしまう心配はありません。

高値売却の可能性が残せる

最初の一定期間内は仲介で売却してもらえるため、高値で売れる可能性は残ります。

即日即金の買取だと不動産会社が決めた金額で売却することになりますが、仲介であれば売主が金額を決められるため相場以上での売却も可能です。

期限までに確実に売却できるという保証付きで、高値売却のチャンスを得られるのが買取保証の最大のメリットといえます。

売却金額が明確だから資金計画が立てやすい

売却査定と同時に買取査定がおこなわれ、金額が明確になったうえで売却活動ができるため資金計画が立てやすいメリットがあります。

仲介の場合、買い手が現れなくて途中で値段を下げたり、値下げ交渉に応じたりする必要があるため、必ずしも最初に設定した売り出し価格で売却できるとは限りません。

実際に、売り出し価格から値段が下がってしまった人の口コミを見つけました。

48歳・男性の口コミ

売り出し価格を4,600万円で設定したのですが、値下げや値引き交渉に応じていくうちにどんどん安くなり、最終的には4,100万円まで下がってしまいました。
4,600万円で売却できる予定で新居の住宅ローンの額を決めてしまっていたので、本当に困りました。

買取保証付きでの売却なら最低売却金額が決まっているため、住宅ローンは完済できるのか、いくらの新居を購入できるのかなど、資金計画が立てやすくなります。

ただし、買取保証にもデメリットはあります。

デメリットに注意!買取保証を利用すると売れ残りやすくなる?

マンション

買取保証は仲介と買取のいいとこ取りしたメリットだらけの良いサービスなのですが、不動産会社が売却活動に力を入れてくれない可能性があるというデメリットがあります。

なぜ手を抜く可能性があるのかというと、売却活動に人件費や広告費をかけても最終的に買取になってしまえば仲介にかけた費用は無駄になり、不動産会社は損をしてしまうからです。

頑張っても売れなかった場合に損をするのは不動産会社のため、どうしても頑張らずに期限を待とうと考える会社が出てきてしまいます。

また「仲介で売却できたら嬉しいけど、買取になっても仕方がない」という考えで買取保証サービスを利用する人が多いのも、手を抜かれる要因の一つです。

しっかりと売却活動がおこなわれていなくても気付かないケースが多く、知らず知らずのうちに損をしている人も少なくありません。

相場より安く買い取られてしまう

仲介で買い手が見つからなかった場合、不動産会社に直接買い取ってもらうことになります。

不動産会社は売主から買い取った後、リフォームなどによって物件をきれいにして転売します。

転売で利益を得るためには、商品をできるだけ安く仕入れることが必須です。

自社が赤字になってまで高く買い取ってくれることは100%ないため、どれだけ良心的な不動産会社でも売却相場より安くなってしまうのは避けられません。

では、具体的にいくらになるのか気になりますよね。

買取価格の目安は市場相場の7〜8割

計算機

買取価格は、通常の売却価格のおおよそ7〜8割程度になります。

市場相場 買取価格の目安
1,000万円 700〜800万円
2,000万円 1,400〜1,600万円
3,000万円 2,100〜2,400万円
4,000万円 2,800〜3,200万円
5,000万円 3,500〜4,000万円

不動産会社によって設定金額は異なるため、複数社に査定依頼して見積もり金額を比較してください。

売却力のある不動産会社の方が価格は高くなる

当然ながら売却力のある不動産会社のほうが、買取金額も高くなります。

買取保証サービスをおこなっているという理由だけで不動産会社を決めてしまわず、売却力の有無にも注目してください。

まずは、買取保証サービスをおこなっている不動産会社を把握しておきましょう。

買取保証をおこなっている不動産会社一覧

上記の不動産会社の中から何社かピックアップして、見積もり依頼してください。

複数社を比較すれば、初心者でも売却力のある不動産会社が見分けられるようになります。

早く売却したいからといって業者選びで妥協してしまうと、何百万円も損をしてしまう可能性がありますので注意してください。

わざわざ何社にも問い合わせるのは面倒くさいと思われる人もいるかもしれませんが、不動産一括査定サイトを利用すれば、まとめて複数社に査定依頼できて効率的です。

不動産一括査定サイトの仕組み

一度、物件の基本情報を入力するだけで見積もりを送ってもらえる。

無料で利用できますし、査定依頼したからといって必ずしも契約を結ばないといけない制限もありません。

悪徳不動産会社が排除されているメリットもありますので、利用して損はないと思います。

買取保証制度を利用して不動産を売却する流れ

マンション

どのような流れで買取保証付きの売却活動がおこなわれるのか、解説していきます。

不動産会社に売却の相談をする

まずは買取保証をおこなっている不動産会社に、売却相談をします。

どの不動産会社に依頼するかで買取保証額に数百万円の差が生じることも珍しくありませんので、最低でも3社に売却相談して査定額を比較してください。

上述したとおり、不動産一括査定サイトを利用すれば簡単に複数社の比較ができます。

中でもしつこい勧誘がなく、不動産会社の質が良いと評判のイエウールは特におすすめです。

都会から地方まで全国対応していますし、マンションや一戸建て、土地など、どんな物件の種別でも査定してもらえます。

東京商工リサーチの調査結果からも、イエウールは他の不動産一括査定サイトよりも優れていることがわかります。

不動産の一括査定サイトにおいて、「利用者数」「提携会社数」「対応エリア数」などを調査した結果、すべてのランキングで株式会社Speeeの運営する「イエウール」がNo.1であった。

イエウールについては、以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

イエウールの机上査定が便利すぎると評判に!しつこい電話を回避しよう

一括査定サイトのイエウールは「怪しい」や「しつこい営業電話があって最悪」という評判がありますが、本当なのか管理人が実際に見積もりを依頼して検証しました。利用する際の注意点についても紹介していますので、確認しておくことで高値売却が可能になります。

10,233view

専属専任媒介契約を結ぶ

売却相談した不動産会社の中から1社選び、専属専任媒介契約を結びます。

媒介契約とは、不動産会社に売却を依頼するときに交わす契約のこと。

媒介契約には一般媒介契約と専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類ありますが、買取保証付きで売却活動をしてもらう場合は専属専任媒介契約を交わすことが条件となっています。

媒介契約について詳しく知りたい人は、以下の記事も合わせてご覧ください。

おすすめの媒介契約は?一般媒介と専任媒介の違いや有効期間について

不動産会社と結ぶ媒介契約書とは?媒介契約の種類は3つあり、それぞれ有効期間や契約内容に違いがあります。一般媒介と専任媒介契約のどちらがいいのかについても分かりやすく紹介しています。

6,271view

契約内容が記載された覚書や買取保証書を受け取る

媒介契約を交わす際、買取保証の取り決めについて記載された覚書または買取保証書を受け取ります。

覚書書または買取保証書には、以下のような文言が記載されます。

売主が所有する物件が○月○日までに売却できなかった場合、弊社は○○円で物件を購入する。

実際に不動産が売却されるまで、大切に保管しておきましょう。

一定期間、売却活動をおこなってもらう

売却期限まで、仲介による売却活動をおこなってもらいます。

不動産会社が手を抜かないよう、営業活動報告書をしっかりとチェックしましょう。

買取保証は、あくまでも売れなかったときの保険です。

仲介で売れたほうが売却代金は高くなるのですから、不動産会社に任せっきりにせず、売主も売却活動に参加することをおすすめします。

売れた場合は売買契約を結んで物件の引き渡しをおこなう

仲介による売却活動で買い手が見つかったら、売買契約を結びます。

売買契約締結後にキャンセルになることもありますので、物件引き渡しまで気を抜かずに手続きを進めてください。

特にローン特約をつけて売買契約を結ぶと、買主が住宅ローンの審査に通らなかった場合に契約が無効になります。

また審査が長引いて物件の引き渡しが遅れる可能性があることも、頭に入れておきましょう。

期間内に売れなかった場合は依頼した不動産会社に買い取ってもらう

売却期限内に買い手がつかなかった場合、専属専任媒介契約を結んでいた不動産会社に物件を買い取ってもらいます。

買取になった場合には、不動産会社に支払う仲介手数料は不要で、瑕疵担保責任もありません。

不動産の買取については、以下の記事でも詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

マンションの「買取」は損をするって本当?高く買い取ってもらうコツは?

マンションの買取は損をするって本当?この記事では、買取保証についてや買取のメリット・デメリット、高く買い取ってもらうコツについても紹介しています。手軽だからといって安易に買取を選択してしまうと、思わぬ不利益を被るかもしれません。

7,097view

管理人からの一言「売却物件に合った不動産会社に依頼することが大切」

最後に、この記事の要点をまとめておきます。

  • 買取保証なら高値売却のチャンスを残しつつ、期日には確実に現金を手にできる
  • 買取になってしまった場合は、相場価格より安くなる
  • 買取保証をおこなっている不動産会社は限られている
  • 売却力のある不動産会社に依頼しないと損をする

誰しも、大切な資産である不動産はできるだけ高く売却したいはずです。

買取保証はあくまでも売却できなかったときの保険と考え、まずは仲介で高値売却を狙うことが大切です。

イエウールで一括査定したら310万も高くなった

管理人がイエウールで自宅マンションを一括査定したところ、街の不動産会社より310万円も高い査定価格をだしてもらえました。

イエウールはクレームに厳しい会社なので、不動産業者からしつこい営業電話がかかってくることはありません。

物件情報を入力するだけの簡単手続きで、すぐに売却相場が分かる手軽さも好評です。