日本人はもともと、中古品をあまり好みません。

しかし中古住宅の品質が向上したことや、リノベーションを目的に購入する人が増えたことにより、昨今では需要が伸びています。

売れやすい時代であるにもかかわらず、マンションの売却が思い通りに進まない場合には、必ず何か売れない理由があると考えたほうが良いでしょう。

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この記事では「マンションが売れない原因と対策」についてと、「売り出し活動の概要」について解説していきます。売り出し活動の中にも、マンションを売るためのポイントがたくさんありますので、ぜひ最後まで目を通してください。

売れないマンションの特徴|売れ残る原因

売れないマンション

中古マンションを購入する人の多くは、品質が高く、価格が安い物件を求める傾向にあります。

中古マンションは新築マンションよりも品質が劣るぶん、買い手は念入りに物件の状態などをチェックします。

マンションが売れないのは、この買い手のチェックにクリアできていない可能性があります。

買い手が避けるマンションの特徴を挙げていきますので、買う立場にたってマンションをチェックしてみてください。

売れない原因を探ることで、対処法を考えることができます。

マンション自体に問題があって売れない

当然ながら、買主は質の良い物件を探します。

住んでから不具合が見つかる可能性が高い物件を、わざわざ買う人はいません。

そのためマンションが古かったり、耐震性に欠陥があったりすると売れにくい物件となってしまいます。

築年数が古い

マンションが古いからといって良くない物件ということはありませんが、どうしても買い手は新しい物件を好む傾向にあります。

買主は綺麗な家を好むのはもちろん、築年数が古いと経年劣化による不具合があるのではないかと考えるためです。

買い手の需要は築6年〜10年に最も集中し、以降どんどん売れにくくなります。

築年数別の需要と値下がり率、リフォームの必要性についてまとめました。

需要 値下がり率 リフォームの必要性
築10年 ・幅広い層に需要がある 30% 不要
築15年 ・手頃な金額で、できるだけ良い物件を買いたい人 40% 必要
築20年 ・立地が良くて広いマンションに住みたい人
・安く購入したい人
・築年数にこだわらない人
55% 不要
築30年 ・立地が良くて広いマンションに住みたい人
・とにかく安く購入したい人
・築年数にこだわらない人
・固定資産税を安く抑えたい人
60% 必要

築15年のマンションはリフォームが必要であるにもかかわらず、築20年のマンションは不要という点に、疑問を抱いた人もいるかもしれません。

リフォームは物件の印象を良くするためというだけでなく、買主の「安く買いたい」というニーズも考えておこなう必要があります。

築20年のマンションは、物件の劣化よりも値段重視の顧客に向けた売却戦略になるため、リフォームは不要です。

耐震性に不安がある

日本はとても地震が多い国であり、過去にも大きな地震が何度も起きています。

そのため地震に対して不安を感じている人が多く、住む家に対しても十分な耐震性があることを求めます。

十分な耐震性を有しているかどうかを判断するには、そのマンションが1981年に制定された「新耐震基準」を充たしているかで確認することができ、充たしていないマンションは買い手にとってリスクとなります。

なぜなら新耐震基準が制定される前に建てられたマンションの耐震性は、人命を守るには不十分であると提唱されているからです。

地震がきたら倒壊する危険性のあるマンションに、住みたいと考える人はいないですよね。

もしも過去に耐震補強をしていたり、耐震診断を受けて問題がないとされていたりする場合、必ずその書類を買い手に提示する必要があります。

間取りが悪い

ほとんどのマンションは、2LDKか3LDKの間取りです。

広い狭いはあると思いますが、マンションを購入する世帯で最も多いのは夫婦と子2人という家族構成のため、2LDKよりも3LDKのほうが需要があります。

逆に言えば2LDKのマンションは、部屋数が足りないという理由から敬遠されている可能性があるということです。

間取りが違えば購入層も変わってくるため、間取りに合わせて販売方法を変える必要があります。

2LDKと3LDKそれぞれのターゲット層や販売方法については、下記の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

2LDKと3LDKのマンションはどっちが売却しやすい?その理由と対処法

2LDKと3LDKのマンションはどっちが売却しやすい?この記事では、売りやすい間取りや広さ、2LDKと3LDKの違いとそれぞれの需要、2LDKから3LDKにリフォームするのは効果的なのかについて解説しています。間取り別のターゲット設定が的確でないと、売れ残ってしまうかもしれません。

住環境の問題によって敬遠されている

マンションの住環境が悪ければ、買主は敬遠してしまうでしょう。

長くそのマンションに住むうえで毎日の通勤に時間がかかったり、駐車場の使い勝手が悪かったりすると、大きなストレスになります。

快適で安心して暮らせるマンションであることは、買主にとって必須条件になります。

公共交通機関から遠く通勤が不便

最寄り駅までの距離が近いほうが良いというのは、いうまでもありません。

買主が通勤・通学に電車を利用している場合、駅までの距離はとても重要なポイントになるからです。

また売却することになったときのことを考え、資産価値が高いほうが良いと考える人もいるでしょう。

治安面に不安がある

マンションの購入者は、マンションの周辺に住宅や店舗がなく人通りが少なかったり、照明がなくて暗かったりすると、治安面に不安を感じてしまいます。

買主が安心して暮らせる物件を求めるのは、当然のことです。

特に女性や子供がいる世帯にとって治安面は非常に気になる点であり、安全対策が十分にとれるかどうか念入りに検討します。

そのためマンションの中で最も治安面が心配される1階の物件は、売れづらい傾向にあります。

売却物件が1階という人は、1階の部屋をできるだけ高く売る方法について紹介している下記の記事も合わせてご覧ください。

1階のマンションは売れないって本当?高値売却する方法はある?

1階のマンションは売れない?高値売却する方法は?集合住宅の1階は、日当たりが悪く湿気が高い、虫が入ってくる、防犯面に心配がある、などのデメリットがあります。的確なターゲット設定をしないと、売却価格が安くなってしまいますので注意してください。

駐車場が足りない

自動車を所有する買い手にとって、駐車場の数が不足していて止める場所が確保できないマンションはとても不便です。

周辺に駐車場があればまだ良いのですが、周辺にも駐車場がない場合、マンション自体は気に入っていたとしても購入をやめてしまう要因になりかねません。

また駐車台数を増やすために一台あたりの駐車スペースが狭くなっている駐車場の場合、買い手が所有する自動車の車種や車体の大きさによっては、駐車することが困難なケースがあります。

その場合、買主はマンションの購入を諦めてしまうでしょう。

マンションの駐車場に空きがなかったり、毎日の自動車の出し入れが不便で使い勝手が悪かったりすると、とても大きいデメリットとなるのです。

近くにスーパーやコンビニがなく利便性が悪い

そのマンションで暮らすにあたり、コンビニやスーパーが近くにあり、生活必需品の調達がスムーズにおこなえるかどうかも、購入を検討する際にチェックされています。

また病院が周辺にない場合も、買主は万が一のときに不安だ、と思ってしまいます。

日常生活を送るために必要な施設が周辺にないマンションは、利便性が悪く敬遠されがちです。

資金的な問題によって売れない

国土交通省の調べによると、買主が新築ではなく中古マンションの購入を決めた理由として、「予算的に手頃だったから」というのが最も多くなっています。

買主は中古マンションをお得に買いたい、と思っているということです。

値段が高いマンションは、よっぽど他のマンションと差別化できる強みがなければ売却するのが困難になります。

値段が高く買主にスルーされている

買い手は中古マンションに、品質が良いことに加えて価格が安いことを求めます。

そもそも新築ではなくて中古でマンションを探しているということは、資金面にある程度の制限があることがほとんどで、予算内に収まらないマンションは見向きもされません。

管理費が他のマンションよりも高い

管理費とは、マンションの共有部分の維持に使われる費用のことで、建物の規模や地域によって金額は異なりますが、住民全員で出し合うのが基本です。

管理費は建物を良い状態で保つために必要不可欠なお金のため、安ければ良いというわけではありませんが、いくつかマンションを比較している買い手からすると、他のマンションよりも管理費が高いと購入をためらう要因になります。

一見すると魅力的なプールやジムなどの共用施設も、維持・管理費用がかさむため、デメリットと感じる買い手もいることを覚えておきましょう。

たとえば共有施設が充実しているタワーマンションは、管理費が高いケースが多く、それが原因で売れないということも考えられます。

特に低層階の場合、タワーマンションの最大のメリットである眺望の良さがないにもかかわらず、値段だけが高くなってしまうため、買主から敬遠される傾向にあります。

下記の記事で、タワーマンションの売却方法について解説していますので、合わせてご覧ください。

タワーマンション売却のポイントと注意点|低層階でも高く売る3つのコツ

この記事では、タワーマンション売却のポイントと注意点、低層階でも高く売るコツについて解説しています。今が売り時である理由についても紹介していますので、参考にしてください。タワーマンションは売る方法に気をつけないと、売れない可能性が高いので注意が必要です。

不動産屋選びに失敗している

買い手の立場になってマンションをチェックしてみても問題点が見当たらない場合や、すでに対策を講じているにもかかわらず売れない場合、売れない原因は他のところにあるのかもしれません。

マンション自体に問題がないにもかかわらず売れないのであれば、考えられる原因はマンション売却を担当している不動産屋に問題がある、ということです。

またマンションに売れない原因があったとしても、営業力のある仲介会社であれば売却することができます。

なぜこのような違いがあるのかというと、仲介会社によって営業力に差があったり、残念ながら売主の気持ちをあまり考えない仲介会社が存在していたりするためです。

そもそも営業力のない営業マンがいることに問題があるのですが、そこは売主が見極めなければなりません。

仲介会社選びに失敗した要因は、以下のことが考えられます。

複数の会社を比較していない

良い不動産仲介会社と出会うためには、一括査定サイトなどを利用して、複数の仲介会社を比較する必要があります。

もしも比較せずにマンション売却を依頼した場合、その仲介会社が基準となってしまうため、万が一良くない仲介会社だったとしても「こんなものか」と思ってしまっているかもしれません。

つまり良くない仲介会社であることに気付くことができないまま、売却活動を進めている可能性があるということです。

複数社の比較をおこなっていなかったという人は、今からでも遅くありませんので、他社に見積もり依頼してみてください。

もしかすると現在、売却依頼している会社の欠点が見えてくるかもしれません。

複数の仲介会社に一社一社、訪問して売却相談するのは大変だと思いますので、不動産一括査定サイトを利用することをおすすめします。

不動産一括査定サイトとは、ネット上で一度、物件情報を入力するだけでまとめて何社かに査定依頼できるサービスで、効率的に仲介会社を比較するのに役立ちます。

不動産一括査定サイトについて詳しく知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。

不動産一括査定サイト8社を徹底比較!注意点とデメリットまで解説

不動産一括査定サイト8社を徹底比較しました。この記事では、初心者も安心して利用できる査定サイトの紹介から一括査定のメリット・デメリット、利用する際の注意点まで解説しています。売却不動産に適した一括査定サイトを見つけることで、高く売ることができます。

一般媒介契約を結んでいる

マンション売却を仲介会社に依頼する際に、媒介契約を結んだと思いますが、その際に一般媒介契約を選択していませんか?

一般媒介を何社かと結べば複数の仲介会社が買い手を探してくれるので、すぐに売却できるように思うかもしれませんが、一般媒介は仲介会社にとってやる気の起きづらい契約形態になっているため、まじめに営業活動がおこなわれていない可能性があります。

不動産業界は成功報酬のため、買い手を見つけてきた仲介会社以外は、仲介手数料を受け取ることができず、タダ働きになってしまいます。

そのため一般媒介で依頼されたマンションの販売活動は、保守的にしかおこなわれないケースがあるのです。

しかし仲介会社が販売活動にかかった費用の回収ができないことを恐れるのは当然であり、手数料が受け取れる可能性の高い専任媒介契約や、専属専任媒介契約で依頼を受けている他の物件の営業活動に、優先的に取り組もうとするのは仕方がないことなのかもしれません。

媒介契約について詳しく知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。

おすすめの媒介契約は?一般媒介と専任媒介の違いや有効期間について

不動産会社と結ぶ媒介契約書とは?媒介契約の種類は3つあり、それぞれ有効期間や契約内容に違いがあります。一般媒介と専任媒介契約のどちらがいいのかについても分かりやすく紹介しています。

売買を不得意とする仲介会社を選んでいる

不動産会社には、それぞれ得意とする分野があります。

得意分野の画像

売買を得意としていない仲介会社と媒介契約を結んでしまった場合、熱心に売却活動に取り組んでくれたとしても、不慣れなために思うように買い手を見つけることができない可能性があるので注意が必要です。

上述でも紹介した不動産一括査定サイトなら、物件にあった仲介会社のみ紹介される仕組みになっているため、マンション売却が不得意な会社に売却依頼してしまう心配はありません。

一括査定サイトを利用するとしつこい営業電話がかかってくるというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、クレームに厳しいイエウールなら、仲介会社からしつこく勧誘を受けることはないので安心です。

マンションが売れない時はどうする?【対策方法】

マンションが売れない時はどうする?対策方法について

あなたのマンションが売れない原因は何なのか、探ることはできましたか?

マンションが売れない理由が分かれば、次は売却するために対策を講じる必要があります。

ここからは、マンションが売れない場合にどんな対策がとれるのか紹介していきます。

  • 値下げする
  • ある程度の値引き交渉に応じる
  • 目立つ汚れや傷、破損箇所を修復する
  • 売却を依頼する不動産仲介会社を変える
  • 仲介業者に売れないマンションを買い取ってもらう

値下げして売り出す

買い手が中古マンションに求めることは、「品質の良さ」かつ「値段の安さ」です。

どれだけ品質が良くても、値段が高ければ購入しません。

交通の便が悪いなどの不利な条件がある場合でも、値段が安ければ検討してもらえる可能性がありますので、思い切って値下げしましょう。

値下げをする前に下記の記事をご覧いただくことで、効果的な値下げができます。

マンション売却で値下げするタイミングと時期【適切な値下げ設定のコツ】

この記事ではマンション売却で値段を下げるタイミングや時期について紹介しています。中古マンションの値下げは1割が基本。その他の失敗しがちな値下げ設定のミスなどを紹介します。

値引き交渉に応じる

購入希望者が「値引きしてもらえたら購入できる」と言っているのであれば、気が進まないかもしれませんが、値引き交渉に応じることをおすすめします。

売主ができるだけ高く売りたいと思っている一方で、買主はできるだけ安く購入したいと考えているため、お互いに譲渡しなければ円滑な取引はできません。

ただし買主の希望ばかり通してしまうと、売主が不利益を被る可能性がありますので注意しましょう。

値引き交渉への対応のコツについて詳しく知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。

マンション売却で購入申込書を受け取ってからの流れは?値引き交渉への対応のコツ

この記事では、マンション売却で購入申込書が入ってからの流れについて紹介しています。買付証明書が入ったらキャンセルを避けるために手付金の額などの確認は怠ってはいけません。効力や有効期限、値引き交渉への対応のコツについて知っておくことで、中古マンションの売却がスムーズに進みます。

目立つ汚れや傷、破損箇所を修復する

マンションに目立つ汚れや傷、破損個所がある場合には修復することで買い手がつくかもしれません。

売主が住んでいた面影があまりにも感じられるマンションは、買い手の購入意欲を下げてしまいます。

ただし中古マンションを購入する人は、リフォームをして自分好みの部屋にしたいと考えている人が多いため、最低限の修復にとどめておきましょう。

売主の趣味に走るのではなく、「誰もが使いやすく、メンテナンスもしやすい状態」を目指してください。

また多少、印象が変わる可能性はあっても、細かい傷については修復しなくても良いでしょう。

悪意を持って隠さなければ、告知したり、その傷によって値段を下げたりする必要もありません。

ただしペットを飼っていた場合で、ペットによる汚れや破損箇所があるときは、しっかりと買主に伝えるべきです。

犬や猫などのペットを飼っていたマンションの売却で注意することについては、下記の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

ペット(犬・猫)を飼っている人がマンション売却で注意すること

この記事では、犬や猫などのペットを飼っているマンションを売却するときの注意ポイントについて紹介しています。ペットの臭いや汚れ、毛を取り除くなどの対策についても解説しているので、参考にしていただければ物件価格を下げることなく売却できます。

売却を依頼する不動産仲介会社を変える

売主にとって仲介会社の見極めは難しいかもしれませんが、依頼して3ヶ月たってもマンションが売れない場合、他の会社に依頼したほうがよいといえます。

以下の点に気をつけて、売却を依頼する仲介会社を選びなおしてください。

  • 親身になって話を聞いてくれるか
  • 知識はちゃんとあるか
  • 価格を下げて売り急ごうとしないか
  • 売買取引が不得意でないか(今までの成約事例を教えてもらう)
  • 一般媒介ではなく専任媒介を結ぶこと
  • 複数の仲介会社を比較すること

マンションが売却できるかどうかは仲介会社の腕にかかっていますので、仲介会社選びは慎重におこなうことが大切です。

仲介業者に売れないマンションを買い取ってもらう

様々な事情によって前述したような対策をとる時間がなく、一刻も早くマンションを売らなくてはならない人もいると思います。

その場合、相場より多少安くなってしまいますが、仲介業者にマンションを買い取ってもらう「業者買取」という方法があります。

どうしても売れない場合の最終手段として、覚えておくといいかもしれません。

ただし資金力がある会社でないと買い取ってくれませんので、仲介業者に問い合わせて確認してみてください。

売り出し活動の概要と売れるマンションにするためのコツ

売り出し活動の概要と売れるマンションにするためのコツ

マンション売却を成功させるためには、売り出し活動を仲介業者に任せっきりにするのではなく、売主も積極的に参加することが大切です。

良い売り出し活動ができていれば、必然的に買い手は現れます。

逆に言うと良い売り出し活動ができていないから、買い手がつかないということです。

売り出し活動の概要に沿って、売れるマンションにするためのコツについても説明していきますので、仲介業者と力を合わせてマンション売却を成功させてください。

売り出し価格を適切な金額で設定する

売却活動をスムーズに進めるためには、売り出し価格を適切な金額で設定することが大切です。

マンションをできるだけ高く売りたいという売り手の気持ちはわかりますが、高すぎる販売価格を設定してしまうと買い手がつきません。

そのため売り出し価格は、信頼できる不動産会社が提示する査定額の、5〜8%上乗せした金額を上限として決めるのがベターです。

売り出し価格の決め方については、下記の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

マンションの売り出し価格の決め方!成約価格との差をなくすために

この記事では、マンションの売り出し価格の決め方について紹介しています。マンションを売却するときに誤った価格設定をすると成約価格が下がってしまい後悔します。相場価格を調べて値段を決めることが安値売却を防ぐコツです。

レインズへの登録内容に間違いがないか確認する

マンションの売却を依頼された不動産業者は、物件情報をレインズへ登録する義務があります。(一般媒介契約の場合を除く)

レインズとは、インターネット上で迅速に取引の相手方の探索を行い、成約可能性を向上させるために構築された宅地建物取引業者間の物件検索システムです。

今までは不動産業者しか閲覧することができなかったシステムなのですが、平成28年1月から「売却依頼主専用確認画面」の提供が始まり、売主も取引状況を確認することができるようになりました。

取引状況は、「公開中」「書面による購入申込みあり」「売主都合で一時紹介停止中」の3種類で表示され、他の仲介会社もこの取引状況を見ながら、買い手に紹介できる物件を探します。

レインズへの登録内容に間違いはないか、取引状況は正しく表示されているか、しっかり自分の目で確認してください。

レインズで取引状況を確認したい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。

マンションを売却するときに重要なレインズを解説!取引状況を確認できる

平成28年1月からマンション売却の取引状況がレインズで確認できるようになりました。この記事では不動産流通機構が運営するレインズについてと取引状況の確認方法について紹介しています。

レインズにおける取引状況の登録制度の導入と売却依頼主専用確認画面の提供について – 国土交通省

マンションの物件情報を広める

仲介会社が作成する、マンションの概要やアピールポイントなどをまとめた不動産広告、「マイソク」を使用してマンションの広告活動をします。

仲介会社はこのマイソクを使って、以下の広告活動をおこないます。

  • レインズへの登録
  • 店頭表示
  • 新聞の折り込みチラシ
  • 自社のホームページや不動産サイトに掲載

せっかく物件情報を広く行き渡らせるのですから、きちんと物件の魅力が買い手に伝わるマイソクになっていることが重要です。

買い手がそのマイソクを見てマンションを買いたいと思うかどうか、売主も確認しておきましょう。

魅力的なマイソクを作成する方法は、下記の記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。

マイソクでマンションが高く売れるか決まる?作り方の4つのポイント

マイソクとは?この記事では、魅力的なマイソク(販売図面)を作成するコツについても説明しています。作り方を知っておくことで、マンション売却を優位に進めることができます。

手抜かりのないように告知書を記入する

売主はマンションの「瑕疵」など、買主に伝えておくべき事項を告知書に記入し、仲介会社に提出します。

瑕疵があると取引に悪影響を与える可能性があるのであまり開示したくない気持ちもわかりますが、きちんと買い手に伝えておかなければ将来、重大なトラブルに発展するかもしれません。

マンションの瑕疵は買主に対して、手抜かりなく告知しましょう。

また提出した告知書が、きちんと重要事項説明書に反映されているかの確認も、忘れずにおこなってください。

告知書に記入する内容について詳しく知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。

マンション売却時の告知義務はどこまで?【隣人トラブル・騒音問題】

マンション売却時の告知義務の範囲について説明しています。隣人トラブルや騒音問題、物件の瑕疵について正しく告知することでトラブルを未然に防ぐことができます。

瑕疵…一見しただけではわからないマンションの欠陥

住宅診断を受けておく

住宅診断とは専門家にマンションを見てもらい、今後の雨漏りのリスクや耐震強度に問題がないかなど、点検してもらうことです。

買い手は購入するマンションに不具合や欠陥がないかどうか、とても警戒して見ています。

そのため住宅診断を受けて、マンションに問題がないことを証明できれば、買い手を安心させることができます。

問題が発覚したとしても、後でどんな瑕疵がでてくるかわからないというリスクを残したままよりかは、買い手が前向きに購入を検討してくれるのではないでしょうか。

また売却したあとに隠れた瑕疵があることがわかった場合、売主にはその瑕疵に対して賠償する責任が生じます。

あらかじめ住宅診断を受けてリスクを明らかにしておくことは、自分の身を守ることにもつながるのです。

売主にとっても、買主にとっても住宅診断をおこなっておくことが、将来の不安要素を取り除くことになるのですから、実施しておくべきといえます。

住宅診断の費用や流れについて知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。

ホームインスペクション(住宅診断)の説明が義務化に!費用や流れを解説

平成30年4月1日、マンション売却におけるホームインスペクションの説明が義務化されます。住宅診断の説明の義務化で何が変わるのか、診断士に支払う費用はいくらなのかについてまとめています。義務化に備えてホームインスペクションに関する知識を身につけましょう。

物件確認の連絡の数を把握する

広告活動によってマンションの情報を目にした人から、不動産会社に物件確認の連絡が入ります。

この物件確認の連絡が多いほど、マンションに興味を持っている人が多いということです。

物件確認があったからといって必ずしも購入に至るとは限りませんが、連絡の数が多ければそれだけ購入検討者からの反応が良いといえます。

逆に物件確認の連絡が全く入っていない場合、広告活動に何か問題があることが考えられますので、活動内容を見直しましょう。

買主からの問い合わせ件数は、不動産会社から受け取る営業活動報告書でチェックできます。

営業活動報告書について詳しく知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。

不動産業者から受け取る営業活動報告書のチェックポイントを解説!

不動産業者は売主に対して定期的に営業活動報告書を提出する義務があります。この記事では、業務報告書のチェクポイントについて紹介しています。専任媒介の報告義務に違反したり、業務処理状況報告書の内容が代わり映えしない会社は早めに見切りをつけましょう。

決算日が決まったら引渡しの準備をする

買主との売買契約が済んだら、決算日にきちんとマンションを引渡せるよう、準備を始めてください。

マンションの引渡しまでにしておくことは、以下のとおりです。

住宅ローンを組んでいる銀行に売却することを伝える

マンションを売却するには、銀行に抵当権を外してもらう必要があります。

買主から受け取る売買代金で住宅ローンを返済する予定でいる場合には、決算日に売買代金を受け取るのと同時に抵当権抹消の手続きをおこないますので、事前に銀行に連絡しておいてください。

銀行へ連絡するタイミングについて詳しく知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。

ローン残債のあるマンションを売却するときに銀行への連絡はいつする?

この記事では住宅ローン残債があるマンションを売るときの銀行へ連絡するタイミングについて紹介しています。抵当権抹消手続きまでの流れや一括返済する方法の決め方を知っておくことで、ローンが残っている家の売却をスムーズに進めることができます。

抵当権…銀行からお金を借りる際にマンションを担保とすること
管理組合に脱退することを連絡する

マンションに住んでいる人は全員、管理組合員となっているはずです。

マンションを売却するときには、管理組合に売却することを伝えて脱退する必要がありますので、忘れずに連絡しましょう。

管理組合の連絡について詳しく知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。

マンション売却で管理組合への連絡はいつする?どこにすればいいの?

この記事ではマンションを売るときに管理組合への連絡をいつ、どこにすれば良いのかについて紹介しています。管理組合への届け出は必須であり、きちんと報告することで売却が最後までスムーズにおこなえます。

引っ越し業者に連絡して予約する

決済日にはマンションを引き渡しますので、それまでに家を空にしておかなければなりません。

人事異動や進学などによって引っ越す人が多い春は引っ越し業者も忙しく、希望日の予約が取りづらくなりますので、引っ越し業者への連絡は早めにしておいたほうが良いでしょう。

売れないマンションどうする?処分、放棄してしまう前に

売れないマンションどうする?

マンションがどうしても売れない場合、処分や放棄を考えてしまうかもしれませんが、その前にマンション売却を依頼する不動産屋を変えることを検討してください

なぜなら不動産屋の腕が良ければ、売却できないマンションはないからです。

今まで売却活動をしてくれていたのに途中で変えたら仲介会社に悪いのではないだろうか、と思うかもしれませんが、マンションが売れないのは仲介会社の営業力のなさが根本的な原因なのですから、気にすることはありません。

仲介会社を変えることで、売れないマンションを売るための打開策が見つかるはずですので、勇気を出して仲介会社を変更する決断をしてください。

一括査定サイトを利用する

そして不動産屋選びに失敗しないためには、仲介会社を比較することが大切であり、仲介会社を比較すには一括査定サイトが最も適しています。

仲介会社を一から自力で探していた人の中に、どこの仲介会社が良いのかわからなくなってしまい、決めることができずに半年近く経過してしまったという人もいます。

マンション売却を成功させるために努力をすることは大切ですが、自分の足で不動産会社を探し回っていては、手間と時間ばかりがかかってしまいます。

現在はインターネットで不動産の査定ができる時代なのですから、利用するのが賢明でしょう。

また比較する会社が多すぎると、必要以上に迷ってしまう可能性があります。

一括査定サイトで見積もりを依頼した仲介会社から、具体的に話を聞く会社を3社選び、その中で媒介契約を結ぶのが、信頼できる不動産屋を見つけるポイントです。

今回の記事が、売れないマンションを売るための突破口となり、あなたのマンションがいち早く売れることを心より願っています。

イエウールで一括査定したら310万も高くなった

管理人がイエウールで自宅マンションを一括査定したところ、街の不動産会社より310万円も高い査定価格をだしてもらえました。

イエウールはクレームに厳しい会社なので、不動産業者からしつこい営業電話がかかってくることはありません。

物件情報を入力するだけの簡単手続きで、すぐに売却相場が分かる手軽さも好評です。