マンション売却時の管理費と修繕積立金

マンションに住んでいると、毎月「管理費」と「修繕積立金」を支払います。

マンションを売却するときに、今まで支払ってきた管理費や修繕積立金はどうなるのか気になりますよね。

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この記事では、「管理組合から管理費と修繕積立金は戻ってくるのか」から「買主と日割り精算する方法」、「滞納金があるマンションを売却する注意点」について解説していきます。

マンション売却時に管理組合から管理費と修繕積立金の返金はない

結論から言いますと、マンション売却時に管理組合から管理費と修繕積立金の返金はありません

なぜ返金がないかは、管理費と修繕積立金が何に使われるお金なのかを知ることで、理解することができると思います。

管理費と修繕積立金が返金されない理由は、以下のとおりです。

管理費はマンションの共有部分の維持に使われるお金

管理費とは、マンションの管理会社に対して支払うお金のことです。

マンションのエレベーターや廊下などの共有部分を管理・維持したり、利用したりするための費用として使われます。

管理費の具体的な使用例
  • 共有部分の電気代
  • 清掃や植栽の手入れ
  • エレベーターなどの設備の点検

このように住民から集められた管理費はマンションの維持管理のために使われていますので、マンションを売却しても返金されることはないのです。

修繕積立金は区分所有者全員の財産

修繕積立金は名前に「積立金」とあるように、マンションに修繕が必要になった時のために住民全員で積み立てているお金のことで、区分所有者全員の財産となります。

口座名義も管理組合、あるいは理事長のものとなっていることが一般的で、マンションを売却して去るからといって返金を求めることは極めて難しくなります。

マンションを去る人がいる度に返金していては、管理組合が健全に運営できなくなってしまうからです。

マンションを売却するときは、修繕積立金があったからこそマンションの質は保たれており、売却価格にも良い影響があると思って諦めるしかないでしょう。

管理費と修繕積立金はマンション売却時に買主と日割り精算する

マンションを売却すると、管理費と修繕積立金を買主と日割り精算することになります。

マンションの引渡し日を基準として、引渡しの前日までを売主、引渡し日以降を買主が負担するのが一般的です。

たとえば管理費と修繕積立金が2万円で、マンションの引渡しを9月7日におこなう場合、売主が9月1日〜6日までの4千円、買主が9月7日〜30日までの1万6千円を負担することになります。

管理費と修繕積立金がいつまで売主の口座から引かれるのか確認する

管理費と修繕積立金を買主との間で精算する前に、いつまで売主の口座から引かれるのか確認しておく必要があります。

マンションを売却して所有者が買主に変わっていたとしても口座の変更手続きが間に合わず、次月分まで売主の口座から引き落とされてしまう可能性があるからです。

管理組合にいつまで売主の口座から引き落とされるのか確認し、必要であればマンションの決済日にまとめて清算しましょう。

またマンション売却で売主と買主が精算するお金は管理費と修繕積立金だけではなく、固定資産税についても同じように精算することができますので、「固定資産税(リンク)」の記事も合わせてご覧ください。

マンションを引渡す日まで管理費と修繕積立金は売主が払い続ける

マンションを買主に引き渡す日までは、売主が管理費と修繕積立金を支払わなければなりません。

マンションを売却することが決まっているにもかかわらず、管理費はまだしも、自分には関係がなくなる修繕積立金を支払うことに対して不満を抱く人も多いのではないでしょうか。

しかしマンションを売却して買主に引き渡す日までは、売主に支払う義務がありますので、もったいないと感じるのであれば早く売却するしかありません。

マンションを早く売却するためには売れない原因を探る

管理費と修繕積立金の支払いから逃れるためには、マンションを早く売却するしか方法はありません。

もしもマンションが思うように売れず、管理費や修繕積立金を支払い続けることに憤りを感じているのであれば、早く売却できるように対策を練る必要があります。

売れないマンションを売るためのポイントは、次のとおりです。

  • 価格は適正かどうか
  • 値引き交渉に応じる
  • 目立つ汚れや傷などを修復する
  • 仲介会社を変える

売れない原因が分からない場合や、対策について詳しく知りたい人は「売れないマンションどうする?売るために見直す5つのポイント」の記事も合わせてご覧下さい。

管理費や修繕積立金を滞納しているマンションを売却する注意点

管理費や修繕積立金を滞納したままマンションを売却する場合、買主に滞納していることを知らせるのはもちろん、売買代金から滞納分を値引きして調整することになります。

管理費と修繕積立金の滞納金は買主に請求されてしまう

管理費と修繕積立金を滞納したままマンションを売却した場合、滞納金は買主に請求されてしまいます。

国土交通省のホームページにも、このように記述されています。

滞納管理費等は、区分所有建物が売買されても新所有者に承継。

買主に滞納していることを知らせずに売却してしまうとトラブルになりかねませんので、滞納金があるのであれば事前に伝えておく必要があります。

また滞納金があることは重要事項説明書にも記載すべき事項となっていますので、明示されているかしっかりと確認しておき、トラブルを未然に防ぎましょう。

売買代金から滞納分を値引きする

管理費や修繕積立金の滞納があるのであれば、売却する前に返しておくのがベストです。

どうしても滞納金を返すことが困難であれば、買主に伝えたうえで売却することができます。

ただしその場合は、滞納している金額分を売買価格から値引きすることになりますので、いくら滞納しているか把握しておくことが大切です。

滞納し続けると給与が差し押さえられたり、訴訟を起こされる

管理費や修繕積立金を滞納し続けると、管理組合から訴訟を起こされたり、給与を差し押さえられたりします。

そうなるとマンションの価値は下がり、売却のハードルが高くなってしまいますので、どうしても管理費や修繕積立金が支払えないのであれば、早めに売却することを決断してください。

滞納金がかさめば買主は引いてしまいますし、売買価格から値引きする額も増えてしまいますので、なるべく早く行動に移すことが重要なのです。

またマンションを高く売却することができれば、滞納分を埋め合わせできるかもしれませんので、まずは一括査定サイトを利用して腕の良い不動産会社を探すことから始めると良いでしょう。

管理人からの一言「管理費や修繕積立金を無駄に払いたくなければ早期売却を目指す」

マンションを売却しても管理費や修繕積立金が返ってくることはありませんので、無駄に支払いたくなければマンションを早く売却するしかありません。

マンションを早く売却するには、営業力のある不動産会社にマンション売却を依頼することが大切であり、そのためには一括査定サイトを利用して複数の会社を比較する必要があります。

マンション売却を依頼する不動産会社に当てがあれば良いのですが、当てもなく一から探そうと思うと時間がかかりすぎてしまいます。

一括査定サイトは良質な不動産会社を最短で見つけることができる方法であり、利用することで管理費や修繕積立金を無駄に支払わなくて済むでしょう。