マンションの間取り図

マンションの間取りで多いのは、2LDKと3LDKです。

需要が高く、売却しやすいのは、2LDKと3LDKはどっちなのでしょうか。

これからマンションを売却する人は、自分のマンションがどの層に需要があるのか、その層に対してどのように広告活動すれば良いのか、気になると思います。

また将来、売却することを見越してマンションを購入するという人にとっても、2LDKと3LDKのマンションはどっちが需要が高く、売りやすいのかを知っておくことで、購入するマンションを決める判断基準の一つにできると思いますので、参考にしてください。

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この記事では、「2LDKと3LDKのマンションはどっちが売却しやすいのか」から「それぞれの需要とターゲット層に合った売却方法」について紹介していきます。

2LDKと3LDKのマンションはどっちが売却しやすい?

マンション

マンションの間取りでよくある2LDKと3LDKですが、売却しやすいのは3LDKになります。

なぜなら3LDKマンションのほうが、需要が高いからです。

マンションで売りやすい間取りは3LDK

3LDKマンションの需要が高いのには、マンションを購入する世帯の平均居住人数が関係しているといえます。

国土交通省の調査によると、中古マンションを購入する世帯の平均居住人数は4人です。

夫婦2人子供2人の世帯が多いことが予想されますが、その場合、2LDKでは部屋数が足りません。

最低でも、子供部屋用に2部屋と夫婦2人の寝室で、3部屋は欲しいと考えるはずです。

ただし3LDKマンションの需要が高いからといって、2LDKマンションに需要がないわけではありませんので、安心してください。

ターゲット層をしっかりと設定し、それに合った売却活動をすれば、必ず売ることができます。

マンションの価値は間取りだけで決まるわけではないため、3LDKの需要が高いからといって必ずしも高く売れるとは限りません。

自宅マンションがいくらで売れるか知りたい場合は、不動産会社に見積もりを出してもらうと良いでしょう。

その際、ネット上で物件情報を入力するだけで査定依頼できる不動産一括査定サイトを利用するとスムーズです。

不動産一括査定サイトについて詳しく知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。

不動産一括査定サイト大手12社を徹底比較!おすすめサイトから選び方まで解説

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2LDKと3LDKのマンションはそれぞれ誰に需要がある?

2LDKと3LDKの需要は?

マンション売却では、間取りによって狙うターゲットが変わります。

2LDKと3LDKのマンションがそれぞれ狙うべきターゲット層は、以下のとおりです。

2LDKマンションの需要はDINKSなどの2人家族

2LDKマンションの需要は、部屋数がいらないDINKSなどの2人家族にあります。

DINKSとは、共働きで子供を意識的に持たない夫婦のことで、夫婦それぞれの部屋があれば良いため、2LDKがベストな間取りです。

また、子育てが終わった60歳以上の老夫婦も、部屋数がいらないため2LDKを好む傾向にあります。

そのため、高齢化に伴ってこれから2LDKマンションの需要が増えていくかもしれません。

2人家族といっても将来、子供を持つことを考えている新婚カップルは、3LDKを選択するケースがほとんどです。

2LDKマンションのターゲット層

  • 子供を持たないDINKS
  • 子育てが終わった老夫婦

3LDKマンションの需要はファミリー層

3LDKマンションは、ファミリー層に需要があります。

中古マンションを購入する世帯の平均居住人数である4人家族が、最低限、確保したい部屋数は3部屋だからです。

また将来、家族が増える可能性がある新婚カップルも、3LDKマンションを購入する傾向にあります。

3LDKマンションのターゲット層

  • 4人家族などのファミリー層
  • 将来、子供を持つことを考えている新婚カップル

2LDKから3LDKにリフォームすれば需要は増える?

2LDKマンションでも、広さがあれば3LDKにリフォームすることが可能です。

2LDKよりも3LDKのほうが需要が高いため、2LDKから3LDKにリフォームすることで高く売れるかもしれません。

2LDKを3LDKに変更するリフォームは、10〜50万円程度でおこなうことができます。

ただし売却を依頼する仲介業者に一度、相談してからリフォームすることをおすすめします。

部屋数は増えますが、1部屋1部屋は狭くなるため、2LDKのままのほうが需要があるという可能性も考えられるためです。

2LDK・3LDKマンションそれぞれのターゲット層に合った売却方法

2LDKと3LDKの売却方法

2LDKと3LDKのマンションはそれぞれターゲット層が違うため、売却方法も変えたほうが良い でしょう。

2LDKと3LDKのマンションそれぞれのターゲット層に合った売却方法は、以下のとおりです。

2LDKマンションの売却方法

2LDKマンションは、チラシとインターネット広告の両方使った広告活動がおすすめです。

DINKSで新聞をとっている世帯は少なく、忙しい人が多いため、空いた時間に気軽に見れる不動産ポータルサイトに物件を掲載するのが効果的です。

一方、老夫婦に対しては、インターネットが苦手な人が多い世代であるため、チラシなどの紙媒体を使って広告を出すと良いでしょう。

また2LDKを好むDINKSや老夫婦は、忙しい、労力をかけたくない、面倒臭いなどの理由からリフォーム済みマンションを探すケースも少なくありません。

2LDKマンションは、売却前にリフォームをしておくことで高く売れる可能性があります。

ただし売却前のリフォームは、シンプルなデザインで仕上げてください。

売主の個性が強い部屋は買主から敬遠されるため、せっかくのリフォームが裏目に出てしまいます。

3LDKマンションの売却方法

3LDKマンションは、インターネットを中心とした広告活動がおすすめです。

ファミリー層である30代から40代は、紙媒体をあまり目にしない年代なので、チラシの効果はあまり期待できません。

会社の近くや、子供の学校の近くで家を探している可能性が高いので、看板を出すのは効果的です。

ファミリー層はリフォームしてあるよりも、リフォーム代として値引きしてもらったほうが嬉しい人が多いため、3LDKマンションはリフォームせずにそのまま売り出しましょう。

2LDKと3LDKのマンションはどっちが高く売れる?

2LDKと3LDKはどっちが高く売れる?

2LDKと3LDKのマンションは、どっちが高く売れるのでしょうか。

仮に、間取り以外の条件がすべて同じであった場合、3LDKのほうが高く売れます。

なぜなら上述でも説明したとおり、2LDKより3LDKのマンションのほうが需要が高いからです。

ただしマンションの値段は間取りだけでは決まるわけではなく、築年数や駅からの距離、管理状態など、様々な要素がマンションの値段に大きく影響します。

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2LDKSの資産価値は?1LDKは売れない?

2LDKSの資産価値は?1LDKは売れない?

マンションの中には、2LDKSや1LDKといった間取りもあります。

2LDKSの「S」はサービスルームのことで、建築基準法上、居室として認められない部屋のことを指します。

部屋数は3LDKと同じなのですが、採光や換気をおこなう窓の面積などが居室としての基準を満たしていないため、3LDKと表記することはできません。

そのため3LDKマンションよりも、値段が低くなってしまう傾向にあります。

また、1LDKのマンションは需要が少ないことから、高値売却はあまり期待できません。

絶対に高く売れないというわけではありませんが、腕のある不動産会社に売却してもらわないと難しいでしょう。

とにかく、まずは自宅マンションがいくらで売れるか、知っておくことが大切です。

腕のある不動産会社なら、1LDKや2LDKSのような売りづらいマンションも高く査定してくれる可能性があります。

優秀な不動産会社が揃っているイエウールで、マンション査定してみましょう。

管理人からの一言「マンションの価値は間取りだけで決まるわけではない」

マンションの価値は間取りだけで決まるわけではないため、売りやすいかどうか知りたい場合は、不動産会社に査定してもらうと良いでしょう。

不動産会社の査定では、間取りや交通の便、築年数など様々な要素を考慮したうえで、いくらで売れるのか提示してくれます。

マンションの価値を知りたいのであれば、不動産に精通している不動産業者に査定してもらうのがベターです。

イエウールで一括査定したら310万も高くなった

管理人がイエウールで自宅マンションを一括査定したところ、街の不動産会社より310万円も高い査定価格をだしてもらえました。

イエウールはクレームに厳しい会社なので、不動産業者からしつこい営業電話がかかってくることはありません。

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